愛用品 乾電池WINCE製品 SHARP BRAIN
結局、カシオペアのパームサイズPC、E-65があっさり壊れてしまった。青空文庫にウィキペディアと活躍していた乾電池で動くWINCE製品だったが、いかんせん古くて調子が悪く、とうとう起動しなくなってしまった。
ということで別の乾電池製品を探っていたら、いいものがあった。
本来は電子辞書である、SHARPのBRAINである。
とくにCPUが強化されたPW-A9200系が、ストレス無く使えていいだろう。
この電子辞書は、その性質上、フル機能のWINCE機としての使用を想定していない。しかし、とある裏ワザによってCE機の機能が、限定的ながら使えるようになるのである。CE化の仕方は他サイトにいくらでも詳しいサイトがあるので省略する。
CE化をすれば、MangameeyaというWINCE史上屈指の最強ビューアーが使えるので、zipやrarで固めた画像や、青空文庫のテキストでもルビや注なども画像化して表示できる。今年で著作権が切れる大物作家の作品が次々に紹介されてきて盛り上がっているので、ぜひこれは買いたい。
さらに、exfatでマイクロsdhcカードをフォーマットすることで、でっかいファイルも扱えるようになり、wikipediaの画像つきバージョンが、EBpocketというこれまた優れたソフトによって、オフラインで使えるようになるのである。しかも本来の電子辞書の機能も使えるから一石二鳥。いや、キーボードが付いていて、さらに有志の努力によって日本語入力法も確立されており、メモ帳としても使えるから、利用の仕方次第で三鳥にも四鳥にもなるのである。
こうなると不満なのがその解像度(480×320)と、視野角の狭い液晶だが、まあ我慢出来る程度。というか、E-65(240×320)よりはいい。
ということで買ってみたが、まさしく手のひらサイズの図書館といったぐあい。
単三乾電池で使えるから、電池の心配はしなくていい。