Kobo Aura H2O 第一印象メモ

・画面
6.8インチ1080×1430(正確には1429?)の大画面高精細e-inkは確実に目に優しい。大判の自炊本となると、gloのときは文字が小さくなるため目をすがめて読んでいたように思うが、今回はその必要がなくなった。ライト消灯時の画面は、ぱっと見ライトが点いているように思えるほど白くて、黒の部分もクッキリで非常にキレイである。

・ライト
ムラなく照らしだされ、gloより明るさを低く設定でき、自分としては満足なレベル。ただ、ライトが黄色い。gloは青白いが、H2Oは黄色い。gloのように目に突き刺さる感じもなく優しい色で、寝しなに読書をする人にとっては最適だろうが、気になる人もいるだろう。好みが分かれるかんじ。

・動作速度、操作性
RAMが増えたぶんgloよりはサクサク感があるが(コンテンツの追加とか表紙画像の表示とか)、CPUも何も変わっていないし、赤外線だしで、劇的に改善はしていない。ファームウェア(3.7.0)は、あいかわらず日本語対応は二の次なのか、CBZファイルに日本語名があると展開できないとか、いろいろバギーな仕上がりになっている。日本で正式に販売するころには何とかなってると思いたい。画面左端のスワイプでライトの強弱をコントロールする新機能は便利。gloだと反応が鈍かったが、H2Oだとスムーズに反応する。

・バッテリーについて
バッテリーは長寿命になったはずなのに(二ヶ月)、やけに消耗が早いから初期不良かも、と不安になる。しかし、壊れたMicroSDカードのせいで消耗が早くなる場合もあるらしく、さっそく取り外してみると、全然減らなくなる。gloもこの壊れてるっぽいカードを使っていたから、ひょっとしてと思いgloも外したまま使ってみると、前より長持ち。バッテリがヘタったからだと思っていたが、どうも原因はコレらしい。耐久性に優れ、電力効率も良さそうなsandiskのカードに切り替えて様子見中。


・その他気になるところ
6インチauraで導入されたリフレッシュ低減技術は、このH2Oでは導入されておらず、書き換えのたびに文字がぼやけ、カスレていくのは変わっていない。ただ高精細のおかげかCartaのおかげか、gloほどカスレは目立たない。しかし、その高精細ゆえに、前ページの残像(ゴースト)はよりクッキリ写しだされるようになり、目立つようになった。気になる人は毎ページリフレッシュするしかない。ここらへんはより一層の技術革新を待つほかないだろう。

※追記
MicroSDが交換可能との情報。せっかくの防水なのにもったいないが、Sandiskの32gbと交換する。接着剤でくっついているだけのベゼルのすきまに爪を入れて外し、基板の4つのネジを外すと画面裏側のSDスロットが出現する。防水はこの接着剤だけで実現しているようで、防水の両面テープをちゃんと付け直せば復活すると思われる。しかしipx7相当の防水両面テープは業務用ものしかなく、一般に流通していないようなので防水機能は諦めるしかないだろう。まあ風呂では使わないと決めたので、ベリベリ剥がしてしまった。ちなみに中身はSandisk SDHC UHS-I 4class 4gbで、ちょっといいものになっていた。

※追記の追記
剥がしたベゼルをキレイにくっつけなおすことができず隙間ができてしまったため、後悔中。なるべく薄い0.3mmぐらいの市販の防水両面テープを買ってきて貼り付けてみたが、それでも厚いようで、隙間は埋まったが、なんだか不格好になってしまった。やめときゃよかった!!